2021年 第一弾
スタジオでの撮影の花魁となります。
現代風アレンジの「なんちゃって花魁」ではなく、
古典的な江戸、𠮷原の花魁を再現したいと思ってました。
忠実に江戸時代の兵庫髷の髪結いにしてもらうため、
「かつら」ではなく、地毛の黒髪を活かしたヘアスタイルになります。
地毛を活かした髪結いをしてくれるのは、全国でもほとんどありません。
この髪結いをしていただいた女性の方は、
太秦で時代劇や映画の撮影のある時は、ヘアスタイルの担当をしている、
業界では有名な方でした。
江戸の𠮷原、京都の島原と、花魁道中の「歩き方」にも
「外八文字」と「内八文字」の違いがあるように、
かんざしの刺し方にも、𠮷原流と島原流があるそうです。
僕は𠮷原流でお願いしました。
いろいろと貴重なお話も聞けてとても楽しかったですね。
花魁の中でも「松の位」や「太夫」といった、
格式の高い花魁しか出来なかった髪結だったそうです。
とても貴重な体験をさせていただきました。
髪につける椿油の香りが何とも言えず良かったですね。
皆様 本年もよろしくお願いいたします。