初売り、書初めなど、新年最初に行われるものには、
やはり特別なものになります。
そして、もちろん姫始めなどもそうですね。
特に花魁となら、特別感も更に増してきます。
東の江戸吉原 西の京都島原
歌舞伎、浮世絵、古典落語、更には現在のアニメでも
題材になっていますね。
妻が花魁に変身。
吉原と島原では花魁道中の歩き方も違いましたし、髪型も違いました。
僕は髪結い師に吉原の花魁の髪型をお願いしました。
伊達兵庫髷・・・当時の吉原でも最高位の太夫しかできない髪型と言われています。
特に髪型を仕上げていくのには、かなり時間もかかり、
黒髪の地毛を活かしながら、櫛を通し、鬢付け油の香りが
部屋に漂ってくると見ている僕のほうも期待が膨らむし、
幸せな気分にもなってきます。
妻が本格的な花魁姿になるのは、
妻本人はもちろんのこと、
僕のほうも遊郭の部屋で花魁を待つような旦那衆みたいな気分にもなれて、
何とも気分の良いものです。
この気持ちというのは実際に花魁体験を経験した者しかわからないことなんですけどね。
女性にとって黒髪は命
古典的な伊達兵庫の髪型はずっと未来まで残ってもらいたいと思う
日本の美だと実感します。